2025.02.23 08:13背景は飛ばさない背景を飛ばすことはない。できる限り背景も「画」として残す。理由は簡単で、人の目は画面の明るいところを無意識に観てしまう。ハイライトに引っ張っられる。意識せずとも被写体よりも先に明るいところを探してしまう。プリントした時にも、ハイエストライトが紙の白と区別がつかないようでは、写真として成立しない。昔は、このように教わった。しかし、今は違う。被写体と背景の明るさが同じ=被写体が適正なら背景は飛ぶ写真が...
2025.02.23 08:04写真は弱い宇都宮美術館での展示を観た。絵画、工芸、書、写真が同じ会場に展示されていた。感想は一つ、「写真が弱すぎる」。絵画や工芸と並べると、今回の写真、といっても毎度変わり映えしないのであるが、は弱すぎる。サイズも画としての強度も弱い。とても同等に観られるものではなかった。他のものは創造物と言っても過言ではないだろうが、写真は「借景」である。目の前にあるもの、光を反射するものしか写すことができない。撮影者の...